行ってまいりました。
ピクサー展 東京都現代美術館 モンスターズインク 展示
「トイ・ストーリー」「バグズ・ライフ」「モンスターズ・インク」「Mr.インクレディブル」「ファインディング・ニモ」など素晴らしいCGアニメーションを次々と世界に送り出すピクサー・アニメーション。スタジオ設立30周年の節目となる今年、東京都現代美術館にて展覧会が開催されています(5月29日まで)。

ピクサー展 東京都現代美術館 看板 
今回の展覧会では、コンピューターアニメーションの制作過程を会場に設置されたモニターで映像により紹介しつつ、その構想段階でスタジオ在籍のアーティストが描いた美しいパステル画やドローイングも展示されています。静止画にもかかわらず、どのキャラクターの表情や動作も実に生き生きとしており、アニメーションの世界観を伝える想像力あふれる背景とともに楽しむことができます。

さらに会場の所々にはスクリーンが設置されており、そこでは短編アニメーションが上映されていました。アニメーションの原理を知ることのできる「トイ・ストーリー ゾートロープ」は何とも不思議で思わず見入ってしまいました。

キャラクターに命を吹き込むというのは、ただ技術力だけでは成し得るものではなく、やはり何度も紙に鉛筆を走らせるというアナログな試行錯誤を経て初めて成し得るものなのだと改めて実感しました。

鑑賞後はグッズ売場にて展覧会カタログを購入。
ピクサー展 東京都現代美術館 グッズ 展覧会 カタログ 図録

時間を見つけて、もう一度、ピクサー作品を第1作目からじっくり観返してみたくなりました。

ピクサー展の鑑賞後は「コレクション・オンゴーイング」展会場へ移動し、ウォーホル、ホックニー、リキテンシュタインやクーニングをはじめとする美術館所蔵の現代美術のコレクションを堪能しました。辰野登恵子、豊嶋康子両氏の特集展示が特に素晴らしく、見応えがあります。

東京都現代美術館ですが、5月29日の展覧会終了後は大規模な改装工事のため休館となるそうです。
今回の企画展と合わせてMOTコレクションを今一度見直す良い機会かもしれません。
東京都現代美術館 ピクサー展 外観

ご興味を抱かれた方は是非。

ピクサー展 公式サイト
http://pxr30.jp/highlights/