行ってまいりました。
黄金のアフガニスタン展 チラシ
黄金のアフガニスタン展 東京国立博物館 表慶館 外観
黄金のアフガニスタン展 東京国立博物館 看板
戦火と略奪の危機に晒されているアフガニスタンの地から博物館職員によって極秘裏に国外へ持ち出されたシルクロード由来の秘宝(紀元前2100年頃から紀元後3世紀頃までに古代アフガニスタンで繁栄したという遺跡から出土した名宝。アフガニスタン北部のティリヤ・テペから出土した黄金製品の数々は日本初公開)の数々を閲覧することのできる今回の展覧会。
展示されている品々の美しさもさることながら、それらを国家の政情不安と度重なる戦火からいかに守り抜くかを考えさせられます。

今回展示されている品々は首都カブールにあるアフガニスタン国立博物館の所蔵品でした。
1979年のソ連による軍事介入とそれに続く内戦の被害を受け、その収蔵品の多くは永遠に失われてしまったと考えられてきました。ところが、博物館員の手により質の高い宝物は極秘裏に国外へ運び出されていました。

本展はアフガニスタンの文化遺産の復興を支援するために企画された国際巡回展でもあります。
2006年のパリのギメ国立東洋美術館をはじめとして、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドンの大英博物館など、世界10カ国を巡回し、170万人以上の観覧者が既に来場しているとのこと。

我が国の展覧会場は国立博物館の表慶館ということで展示室が細かく仕切られており、個々の展示物も小さなものが多いことから決して観覧しやすい展覧会とはいえません。
しかし、展覧会のタイトルにもあるとおり、先人達の金の高度な加工技術は一見の価値ありです。
黄金もさることながら、宝飾品の随所に散りばめられたターコイズの放つ青緑、ルビーの赤、ラピスラズリの深い青も時を超えた輝きを放っています。

鑑賞後はグッズ売り場にてポストカードと展覧会のテーマである「黄金」をイメージしたメタル・ブックマーク(金属製のしおり)を購入しました。
黄金のアフガニスタン展 グッズ ポストカード
黄金のアフガニスタン展 東京国立博物館 グッズ しおり


ご興味を抱かれた方は是非。

黄金のアフガニスタン展 公式サイト
http://www.gold-afghan.jp/