行ってまいりました。
はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術コレクション チラシ
大原美術館の所蔵する珠玉のコレクションを堪能できる今回の展覧会。
なかなか行く時間がとれず、開期終了間近(4月4日終了)の観覧となりました。

会場に入ると、さっそくエル・グレコの《受胎告知》に目を奪われます。
東京での公開はおよそ30年ぶりだそうです。
その後は《女神イシスまたはネフティス像》に代表される古代エジプト美術の展示へ。
コレクションの質と幅の広さを窺わせ、期待が高まります。

陶磁器もさることながら、
やはり19世紀から20世紀初頭のフランスを中心とした近代絵画のコレクションが充実しています。

西洋絵画では、
セガンティーニ、モネ、セザンヌ、ドガ、マネ、ゴーギャン、モロー、モディリアニ、
ピカソ、ポロック、ロスコ、クーニングなど、
大型の作品ではないものの、完成度が高くセンスのよいものが収集されています。

日本の近代作家による作品は
青木繁、岸田劉生、萬鉄五郎、藤田嗣治、佐伯祐造、関根正二など。

民芸運動縁の作家では、
バーナード・リーチの陶芸作品、棟方志功の版画が印象的でした。

現代作家では、幻想的な風景の中に生命の流転を描いた
谷保玲奈氏の大作《繰り返される呼吸》に心を奪われました。

古代美術から現代作家まで実に質・量ともにバランスのとれたコレクションでした。
しばし時を忘れて美を堪能いたしました。
歴史ある大原美術館のコレクションの趣味の良さが光ります。


こちらはお土産のポストカード。グッズ売り場にて購入。
はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術コレクション グッズ

ご興味を抱かれた方は是非。

はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション
http://www.hajimari2016.jp