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我が心と身体が捉えた美について

カテゴリ: 自作アニメーション

自主制作アニメーションの公開を開始致しました。
以下が作品のあらすじになります。

死後にすべての生命が訪れる「喪失の楽園」。 肉体を失い、精神のみとなった生命体は、残存する心と記憶を仮面に託して消去し、楽園の中心に聳える生命の樹に吸収されることで、純粋な生命エネルギーへと変換されなくてはならなかった。 ある時、その園をひとりの戦死した兵士が訪れた。楽園の案内人である黒衣をまとった猫に導かれ、兵士は自らの生前の記憶を追体験するとともに楽園を支配する掟と生命の真実を知ることとなる。

“Paradise of Vanishment” is the world where all lives must come to after death. Lives, that lose their bodies and exist only as souls, must delete their minds and memories by “Masks”, and be absorbed by the “Tree of Life” and converted into pure life energy. One day, a dead soldier came to this paradise. Led by the guide cat in a black robe, he recalled his memories and knew this paradise’s truth.


本日、8月6日は広島に原子爆弾が投下された日から75年という節目でもあります。
ご興味を抱かれた方は是非。

Perfume “Challenger” MUSIC VIDEO PLAN CONTEST 企画案に応募していましたが、
残念ながら落選致しました。
以下が応募していた企画案になります。
ご興味を抱かれた方はご覧頂けると幸いです。



 
以下が提出したMVの【企画意図】です。

【Perfume、巨大人生すごろくにチャレンジ!】
このミュージックビデオのテーマは「人生の挑戦者」です。
たとえ人生は思い通りにいかず、苦難の連続だったとしても、夢を諦めずにチャレンジを続ければいつかは実現するということの体現者であるPerfumeの姿を人生すごろくになぞらえて描くことで、ミュージックビデオを見終わった誰もが励まされ、自身の夢に向かって一歩を踏み出せる勇気をもらえるような作品にしたいと考えます。
地球環境の劇的変化による大規模な自然災害や少子高齢化による人口減少社会に伴う老後不安、経済の停滞による経済的困窮など昨今の我が国および世界情勢では先の見えない不安や恐怖が先に立ち、「希望に満ちた明るい未来」を思い描くことが難しくなっています。そのような社会の状況では誰もがリスクを恐れ、夢に向かって挑戦すること自体を躊躇してしまいます。しかし、それでは未来はどこまでも先細りの暗いものとなってしまうと思われます。Perfumeという存在がこれまで我々に提示してきた明るくポップな近未来のイメージとメッセージは昨今の混迷を深める社会には不可欠の「夢見ることの大切さ」を我々に思い出させてくれるのではないでしょうか。今回の新曲「Challenger」はまさにPerfumeの持つ明朗さとバイタリティを余すことなく表現している代表曲と言えます。どんな困難にもめげずに夢に向かって邁進するメンバーの姿を通して、説教くさくなることなくポップでキュート、かつコミカルに、自信と元気を失ってしまった現代に生きる人々を癒し、励ましたいという意図の下に今回のミュージックビデオを企画致しました。作中ではPerfumeがもしも芸能活動ではなく、他の職業に就いていたとしたらどのような3人であったのかという姿も描かれます。その際に彼女達のバックでダンサーをして頂くのは実際にそれぞれの職業に従事されている方々です。「人生の挑戦者」はPerfumeだけではなく、この世界に生きる全ての人々なのだということを視聴者に改めて実感して頂くためにこのようなシーンを挿入しました。当然、ダンスのレッスンを受けたことの無い方々なので、ダンサーのようにはきれいに踊れないかもしれませんが、実際の職業に従事されているチャレンジャーの方々がダンスにもチャレンジするという点に新たなドラマがあるのではないかと考えています。
「人生すごろく」がもしも卓上サイズから超巨大サイズになったなら、それをプレイするということはまさに人生を生きることそのものではないかというのが発想の原点です。今回のベストアルバムがキューブをテーマとして制作されていることも「運命のサイコロを振る」こととシンクロしました。Perfumeほど波乱万丈のサクセスストーリーの体現者もいないのではないでしょうか。彼女達が運命に翻弄されながらも希望を捨てずに夢の階段を一段一段上がっていく過程を「人生すごろく」という形で表現できたとしたら、視聴者が抵抗感なく楽しみながら「夢に向かって挑戦することの大切さ」をメッセージとして素直に受け取ってもらえるのではないかと考えました。



自主制作アニメーション短編第2作目となる「喪失の楽園 Paradise of Vanishment」の予告編(トレーラー)をYouTubeチャンネルにて公開しています。
ご興味を抱かれた方はご覧頂けると幸いです。

【ストーリー(Story)】
死後にすべての生命が訪れる「喪失の楽園」。 肉体を失い、精神のみとなった生命体は、残存する心と記憶を仮面に託して消去し、楽園の中心に聳える生命の樹に吸収されることで、純粋な生命エネルギーへと変換されなくてはならなかった。 ある時、その園をひとりの戦死した兵士が訪れた。楽園の案内人である黒衣をまとった猫に導かれ、兵士は自らの生前の記憶を追体験するとともに楽園を支配する掟と生命の真実を知ることとなる。
“Paradise of Vanishment” is the world where all lives must come to after death. Lives, that lose their bodies and exist only as souls, must delete their minds and memories by “Masks”, and be absorbed by the “Tree of Life” and converted into pure life energy. One day, a dead soldier came to this paradise. Led by the guide cat in a black robe, he recalled his memories and knew this paradise’s truth.

本編の公開は今年度中を予定しております。



昨年は海外の映画祭に出品し、現在のところ4つの映画祭にノミネート致しております。
次回作以降で作画技法や表現のレベルをさらに上げていきたいと思いますが、
まったくの個人によるアニメーション制作は、たとえ短い作品でも並々ならぬ時間と労力を必要とするのだとを改めて痛感している今日この頃です。

普通に会社員として日中勤務していると、どうしても作業は平日夜と週末、祝日しか取りかかれず、モチベーションの維持もなかなか困難であることは創作活動をされている多くの方が経験されていることと思います。

とはいえ、それは作品の不出来の言い訳にはなりませんね。
創作者は完成した作品の出来が全て。

何とか完成にまで漕ぎ着けたものの、妥協の産物で、満足とは程遠い出来ではありますが、
少しでも楽しんでご覧いただけましたら幸いです。

ちなみにこのアニメーションには、原作があります。
自作短編小説である「天文学者の恋」という作品です。
Amazon kindleにて発売中ですので、ご興味のある方はこちらもチェックいただけると嬉しいです。

天文学者の恋
中島隆善
空白書房
2012-12-19


 

太陽の塔への愛が強すぎるあまり、ついに太陽の塔をモティーフにしたオリジナルキャラクターを生みだしてしまいました。
このキャラクターを使ってお金儲けをしようなどと企んでいるわけではまったくございませんので、著作権を有する岡本太郎記念財団関係者の皆様方、そして平野暁臣様、それから天国のTAROさんと敏子さん、どうか寛大なお心で一種のパロディとしてお許し頂けたら幸いと存じます。

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