行ってまいりました。

始皇帝と大兵馬俑展 入口 ポスター

土曜日だったこともあり、館内は激混みでした。
こういった混みすぎの美術展を観覧する際には、 私の中で決めているルールがあります。
といっても、特別なことではございません。

それは......

「とにかく、目当ての作品から観る!」

です。

これを私は「モナ・リザの法則」と勝手に呼んでおります。
なぜかと言いますと、
皆さまご存知のルーヴル美術館にある
レオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》ですが、
この世界で最も有名といっても過言ではない名画の前には
常に世界中からやって来た凄まじい数の人々が群れ集っております。
その観光客を狙ったスリが横行するほどの過熱ぶりです。

その《モナ・リザ》をなるべくよいポジションで観覧するためには
ルーヴル美術館が開館すると同時にその名画目がけて一直線に走るというのが
得策とのこと。
「モナ・リザの法則」とは、つまりこの「観たいものから観る」という
ミッションに私が勝手につけたコードネームでございます……。

まぁ、それはともかく、
「始皇帝と大兵馬俑展」もまさにこの法則が当てはまるわけで、
まずは小物の出土品は後回しにして、
とにかく兵馬俑を目指して館内を進みました。

グッズ販売コーナーを横目に新たな展示室に入り、
更に奥へと進むと、その途中で広い空間に出ました。

そこには2両の青銅製の四頭立て馬車(銅車馬)が展示されていました。
どちらも実物の複製ですが、6千ほどのパーツを用い、実に精巧に作られています。
馬の筋肉の隆起も金属とは思えないほどリアルで、
その開いた口元からは今にも嘶きが聞こえてきそうでした。
馬車を操る御者の表情も細やかです。
傘の骨の一本一本、車輪の軸にいたるまで少しの妥協もなく
精巧に作られています。
2000年以上も前にこれほどの金属精錬の技術が既にあったことに驚きです。
一説では始皇帝の霊魂を乗せるために副葬品として埋葬されたとか。

さて、その展示室の奥にはスロープが設けられており、
そのスロープを上がると、広い展示空間を見下ろせる場所に出ます。
眼下に兵馬俑が現れました。
これは始皇帝陵を発掘した際の「兵馬俑坑」を再現した展示で、
発掘された当時の様子が想像できます。
遠目に見ると、兵馬俑の間を行き来する観覧者が
生きた兵馬俑のように見えてくるから何とも不思議です。

兵馬俑は一体一体顔が違うことはもちろん、
さすが兵士達だけあって身体が大柄で逞しい。
元々はそれぞれに彩飾が施されていたそうですが、
2000年以上もの長きにわたって土の中に埋められていたために
すっかり褪色してしまったそうです。
数千体に及ぶ兵士や騎馬の俑を自らの死後の世界でも引き連れようとした
始皇帝の絶大なる権力を偲ばせます。

特に上半身裸の力士(?)の俑の腕や背中の隆々たる筋肉の美しさに思わず
見惚れてしまいました。

兵馬俑展 撮影ポイント
ちなみにこちらの写真は展示室内に設けられた「兵馬俑と記念撮影ができるスポット」
で撮影したものです。

兵馬俑展 お土産 ガチャガチャ ピンズ
グッズ販売コーナーに設置されていたガチャガチャ(1回¥300)を回すと、
兵馬俑のピンズが出てきます。
どことなくトボけた表情が癒されます。
シークレットは先ほど紹介したあの展示物を模した特大サイズのピンズです。


さて、兵馬俑をじっくり観た後は、先ほどスルーした展示物を一通り軽く眺め、
人混みにいささか疲れたところで本館へと移動しました。

本館の観覧者の少なさにホッとしながら、
本日のもうひとつのお目当てである「高円宮コレクションの根付」を観覧に。

根付 高円宮コレクション解説


どれも実に精巧に作られていて、その発想が豊かで見飽きません。

根付 高円宮コレクション

以下はその一部を拡大したものです。

  根付 高円宮コレクション 妖精

根付 高円宮コレクション 幽霊

根付 高円宮コレクション 鳳凰

根付 高円宮コレクション 能

根付 高円宮コレクション 童子

根付 高円宮コレクション 猪

根付 高円宮コレクション 人魚

根付 高円宮コレクション 猿

根付 高円宮コレクション ヤギ

根付 高円宮コレクション ムササビ

根付 高円宮コレクション トカゲ

根付 高円宮コレクション タコ

根付 高円宮コレクション カタツムリ

根付 高円宮コレクション ウサギ

思わずひとつ欲しくなってしまいますよね……。


ご興味を抱かれた方は是非。

東京国立博物館Webサイト
http://www.tnm.jp

「始皇帝と大兵馬俑展」特設サイト
http://heibayou.jp