昨日(12月12日)、川崎市生田緑地内にある
「かわさき宙と緑の科学館」のプラネタリウムを
観てまいりました。

まずは外観から。
かわさき宙と緑の科学館 外観

かわさき宙と緑の科学館 プレート

お目当ては何と言ってもプラネタリウム。
チケットを購入して早速ドームの中へ。
座席は投影機を中心に円形に配置されており、
予約席などなく、空いている席なら
どこでも自由に座れます。
ドームの四方は実際の東西南北の方角と一致しています。
ドームの中心に近い席だと
円周がそれほど大きくないため、
真上を見上げたときに少し首がツラいかもしれません。
私は最後列である壁際の南側に着席しました。
かわさき宙と緑の科学館 プラネタリウム内

中央に鎮座する投影機、
MEGASTAR-Ⅲ FUSION(メガスター・スリー・フュージョン)。
輝く赤いボディがコンパクトで美しい。
そのミニマルな外見からは想像しがたい世界最高の美しい星空を投影することができるシリーズ最新機種です。
「FUSION」とは従来の光学式と最新鋭のデジタル式という投影機の「融合」を意味しています。
地上からの星空を再現するだけではなく、宇宙の果てにまで旅立つことのできるマシンです。
プラネタリウム・クリエイター、大平貴之氏の技術の粋がこのボディの中に詰め込まれています。
MEGASTAR-Ⅲ FUSION(メガスター・スリー・フュージョン)

ドームの入口でチケットを提示すると、
以下のような双眼鏡を手渡されます。
Vixen社製のしっかり、ずっしりした双眼鏡です。
科学館の貸出用の双眼鏡

投影中の星空を観るために一人に一面
貸し出されます。
つまり、肉眼では見えない暗い星や銀河を構成する星の一点一点までがスクリーン上に精緻に再現されているという自信の表れでもあるのでしょう。
大平氏の驚異の技術力を是非ご覧あれといったところでしょうか。
双眼鏡のピントは館内が暗くなる前に調節しておきましょう。
そうすれば、投影中に解説者が矢印で指示するポイントへスムースにフォーカスすることができます。

スクリーンに映し出された星空は
奥行きがあり、双眼鏡で確認すると、
青白く煙る天の川が無数の星によってリアルに再現されていることに感動します。

その驚きは言葉ではなかなかうまく説明できません。
是非ともご覧頂きたいです。

番組の内容自体は、
各月ごとのテーマに従って解説者が進行していくもので、
今月のテーマは『宇宙観測新時代』。

現代の最新鋭の望遠鏡が宇宙の謎にいかに挑んでいるのかをすばる望遠鏡のとらえた銀河の写真をまじえながら紹介していました。
とても丁寧な解説で大変分かりやすかったです。

現在開発中の直径30メートルの鏡を用いた巨大望遠鏡を使えば、宇宙の始まりの姿が捉えられるかもしれないという解説には実にワクワクしました。

解説の途中で、
12月3日に科学館の撮影した
北の星空を通過する「はやぶさ2」の映像が観られたのは興味深かったです。


ご興味を抱かれた方は是非。

かわさき宙と緑の科学館ホームページ
http://www.nature-kawasaki.jp

プラネタリウムの残席状況は以下のTwitterからリアルタイムで確認できます。
https://mobile.twitter.com/kawasaki_purin

さらに、以下の書籍に目を通してから行かれると、
大平貴之氏のプラネタリウム開発に人生を賭ける情熱と技術力の高さを再認識でき、
より感動が深まると思います。




さらに、ご自宅でも大平貴之氏のプラネタリウムを楽しみたい方には家庭用もあります。