nakaji art

我が心と身体が捉えた美について

運営者の心と身体が日々の暮らしの中で「美しい」と感じたモノやコトを紹介するブログです。
自身の作品(小説・イラスト・アニメーション等)の紹介も行います。
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昨年は海外の映画祭に出品し、現在のところ4つの映画祭にノミネート致しております。
次回作以降で作画技法や表現のレベルをさらに上げていきたいと思いますが、
まったくの個人によるアニメーション制作は、たとえ短い作品でも並々ならぬ時間と労力を必要とするのだとを改めて痛感している今日この頃です。

普通に会社員として日中勤務していると、どうしても作業は平日夜と週末、祝日しか取りかかれず、モチベーションの維持もなかなか困難であることは創作活動をされている多くの方が経験されていることと思います。

とはいえ、それは作品の不出来の言い訳にはなりませんね。
創作者は完成した作品の出来が全て。

何とか完成にまで漕ぎ着けたものの、妥協の産物で、満足とは程遠い出来ではありますが、
少しでも楽しんでご覧いただけましたら幸いです。

ちなみにこのアニメーションには、原作があります。
自作短編小説である「天文学者の恋」という作品です。
Amazon kindleにて発売中ですので、ご興味のある方はこちらもチェックいただけると嬉しいです。

天文学者の恋
中島隆善
空白書房
2012-12-19


 

太陽の塔への愛が強すぎるあまり、ついに太陽の塔をモティーフにしたオリジナルキャラクターを生みだしてしまいました。
このキャラクターを使ってお金儲けをしようなどと企んでいるわけではまったくございませんので、著作権を有する岡本太郎記念財団関係者の皆様方、そして平野暁臣様、それから天国のTAROさんと敏子さん、どうか寛大なお心で一種のパロディとしてお許し頂けたら幸いと存じます。

行ってまいりました。
フェルメール展 2018 上野の森 入口

開催翌日の10月6日の9時30分からのチケットを事前に購入していたものの、土曜日かつ三連休初日ということもあり、おそらく開館前から長蛇の列ができるであろうと予測して早目に自宅を後にしました。
少し興奮気味にJR上野駅の改札を抜けると、美術館へ向けて自然に脚は小走りに。銀杏地帯をイワトビペンギンよろしく跳んで抜けると到着時刻は午前8時40分過ぎ。
開館50分ほど前でしたが既にかなりの方々が列をつくって並んでいました。

列の最後尾に並んで持参した本を読みながら開館時刻を待つことに。
しばらくすると、係員の方が列の最後尾にやってきて、入場を待つ人々にチケットの確認を行いました。

その後はあれよあれよという間にどこからともなく人々が集まり、私の後ろにどんどんと列をつくっていきました。園内の道沿いにどこまで続いているのか一見しては分からないくらいの長蛇の列です。
開館は9時半なのですが、この行列をつくる人々がすべて美術館へ収まるのは一体いつになるのだろうと心配になってしまいました。このときの時刻はまだ9時10分を少し回ったところ。少し早目に開館して入場させてしまった方がいいのではと思ったのですが、あくまで9時半開館のルールは厳守の様子。ジブリ美術館などは各入場時刻ごとに行列のできる30分くらい前から入場が開始されるのですが、その辺、上の森美術館は融通が利かないようです。

9時半になるとようやく行列が前に進み、館内へ。
入口で下記のような小冊子(鑑賞ガイド)と特典のブックマーク(しおり)を受け取りました。
フェルメール展 2018 ガイド 特典ブックマーク

その後は音声ガイド(既にチケット代に含まれている)を受け取ると階段を上がって2階へ。

ここで僭越ながら鑑賞のポイントを。
お目当てのフェルメール作品が一堂に介された「フェルメール・ルーム」は1階の最後の展示室になります。
まずは入館したら2階の展示は素通りして真っ先に1階の「フェルメール・ルーム」へ直行しましょう。
そうすれば混雑を避けて「フェルメール作品」を最前列で思う存分鑑賞できます。
私が「フェルメール・ルーム」に入った時はまだ数名しか観覧者は絵の前にいませんでした。
音声ガイドは後で聴けばいいと思い、とにかく作品と向き合う至福の時を優先しました。
それにフェルメール作品に宿る神秘的な静けさを体感するためには、はっきり言ってガイドの音声など耳障りなだけ、邪魔でしかありません。
まずはそっと息をひそめて作品と対峙しましょう。

フェルメールを細部まで存分に堪能したいなら、モノキュラー(単眼鏡)は必須です。
私はずっと下記の製品を美術鑑賞の際に持参しています。小さいので携帯に便利ですし、レンズもクリアです。


モノキュラーで確認して頂きたいのはフェルメールの光の描き方と驚異的ともいえる物体の描き込みです。これは図録でもポストカードでも決して体感できないものです。まさに実物を目にした者だけが味わうことのできる至福です。

例を挙げますと、《牛乳を注ぐ女》のテーブルの上に置かれた籠に落ちる窓からの日光が白い絵の具の粒を置くことによって表現されている点です。さらに思わず息をのむほどに見事なパンの質感。このパンのざらつきも細かい粒子を描き重ねることによって表現されています。そして壁の傷まで表現するこだわり。しかし絵を全体としてみると決定的ともいえるレイアウトの巧みさにより、使用人が牛乳を注ぐという日常のありふれた場面が何とも言えない静寂と神々しさで輝いています。フェルメール・ブルーとも称されるラピスラズリという鉱石から作る絵の具の時を越えた発色の美しさも是非ご堪能ください。
牛乳を注ぐ女 2018 フェルメール展 上野の森

フェルメール作品をひと通り鑑賞し終えたあたりで、気がつくと鑑賞者が次々と流れ込み、絵の前に人だかりができ、はかなくも短い至福の時は終わりを告げていました。

ここでふと疑問がわきました。
たしか今回は9点のフェルメール作品が展示されるはずでは?
どう数えてみても壁には8点しか見当たりません。
実は現時点(2018年10月6日)では展示されていない残りの1点《取り持ち女》は2019年1月9日からの公開予定。つまり9点公開といっても全作品をコンプリートするためには会期中にもう一度、その1点だけを観るために決して安いとは言えないチケットを再度購入して再訪、あの列に並ばなくてはならないという仕様になっています。はっきり言ってアコギです……。
しかも巡回する大阪展には大阪展のみの展示作品《恋文》があり、今回来日するすべての作品を観たい方は大阪にも遠征しなくてはなりません。何だかなあ……。

……とちょっとがっかりしながら、2階に戻り、フェルメール以外の17世紀オランダ絵画を鑑賞し、最後はグッズ売り場へ。

定番のポストカードを購入しました。
フェルメール展 2018 ポストカード02
フェルメール展 2018 ポストカード01

さらに図録を購入。豪華化粧箱仕様で、分厚く、読み応えありです。
フェルメール展 2018 図録 カタログ



ご興味を抱かれた方は是非。

フェルメール展
https://www.vermeer.jp/






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